食欲の秋に絶食
2005年03月21日
年に最低4回、各3日間の絶食。
自分なりの絶食をはじめてからもうかれこれ20年間になります。
最初は自分自身の体調を整えるために始めたのですが、
こう長年続くとは思ってもみませんでした。
始めたきっかけはある1冊の本との出合いでした。
明石陽一 著 『 小食のすすめ 』です。
(現在は絶版になっているようです)
職業柄、健康食に関する本は読み漁りましたが、
『理にかなった食生活でも多食にしては意味がない』
とのフレーズに惹かれ、
暴飲暴食を地でいく私は読み始めてみたのですが、
これがなかなかどうして面白いのです。
『いろいろと食べる』健康法ではなく、
『食べない』健康法なのです。
ものは試しにはじめてみましたが、
自分自身の体調管理への効果は抜群で、
なんと20年間も続いています。
だるい身体が軽くなるし、五感がとぎすまされ、
感覚が鋭敏になっていく感じがもどってくるのです。
私の唯一の弱点である鼻の調子も最高によくなってきます。
体調が悪いなあと思う時は
(これは飲みすぎ食べすぎに所以するのでありますが、、、)
そろそろ断食をしなければと思います。
母からは「いつもは暴飲暴食していて、
急に帳面消しみたいに断食をするのは意味はないんじゃないの。
毎日腹八分たべるようにできんとかい。」と今でも指摘されておりますが。
それができたら本当に理想なのですが、、、、。
飽食の時代といわれて久しいですが、
いつでも、どこでも、どんなものでも欲しい食べ物が手に入る時代に、
食への欲求を抑えて断食をすることは
食いしん坊の私にとって本当につらいものです。
悩み解消、若返り、「食べ物の有難さがわかる」等々、
効能はつきない断食は本当にすばらしいです。
断食開始3日目の夜、翌朝の味噌汁とご飯と野菜、果物が楽しみでわくわくするこの感触は、
小学校の遠足前夜以来、忘れて久しいものです。
さて、明日から、本年最後の断食を実行しようと計画中です。
臨場感あふれる私の絶食体験をお届けする予定です。
(具体的には、1日目は水だけ。2日目は100CCの野菜ジュースと小さじ1杯の蜂蜜。
3日目はおかゆと豆腐。)
乞うご期待ください。